エンザロ村のかまどは、遠野のかまど。
岩手県出身でケニア在住の食物栄養学者、岸田袈裟氏。1994年からかまど作りをはじめた。
それまで煮炊きものは、地面に石を積み上げるだけのものに頼っていたそうです。
家事労働が軽減され、さらに、飲み水もた易く煮沸消毒できるようになって衛生状態が改善され、乳幼児の死亡率が激減したそうです。
電気も水道もない村に最新の機会や技術でなく、昔の日本人がもっていた智恵や技術がいのちを支えているんですね。
何をどう援助すればそこに暮らす人たちの助けになるのか。
本当に求めているものは何か、何が必要か、
岸田さんは村の女性との話し合いを20回以上もかさねて本音を語りあえるようになった、とありました。
対話の大切さをあらためて感じました。
親として子どもと接していて言葉の奥にある本当の気持ちを汲んでいるだろうか、
考えさせられました。
そして、心と心が交わした会話から生まれる行動の力に
何度読み返しても心が温まります。