おおかみときつねが賞品をかけての大勝負です。勝負の方法はジャンケンです。
ジャンケンは、たった3種類のどれかを出すだけの遊びですが
考え出すとなかなか奥深い。
そして絶対に勝ちたいと思ったとき、深みにはまることは誰でも経験があると思います。
そんな心理を上手く描いています。
作戦タイムの後で「ぼくがパーを出すから」と言い出した狼チーム
狐チームは「それは作戦に違いない」「いや違うかも」と結論を考えます。
この心理戦に、私も子供達も共感して楽しみました。
最後の結論も良かったと思います。安心して楽しめる一冊です。