子供の頃から知っている松谷みよ子さんのモモちゃんと武田美穂さんの描くモモちゃんはミスマッチだよねと思っていました。昔からある絵のモモちゃんの印象とかなり違っていますから。でも、この作品では、武田モモちゃんの方が、おばけを怖がらないモモちゃんにぴったりだと感じました。
絵の持つ雰囲気でこうも違うかと思います。
モモちゃんシリーズは、使われている言葉が古いことがあって、末娘は時々意味を聞いてきます。母は、こんな言い方もあったなあと、懐かしく思っています。
松谷さんのお話は、擬音語擬態語に独特のものがあり、楽しんでいます。このお話では、ひとだまが「ペカ」と消えたり「ペカペカ」泣いたりするのですが、それが、おばけをモモちゃんが怖がらないのでがっかりしている様子を良く表していると思います。
武田モモちゃんにかける期待が大きくなりました。