羊年ということで購入してみました。これは、お父さんが娘を寝かしつける前に語った「ウージー」という羊についてのお話。ウージーはミルクとチーズと紙が好物の不思議な羊。象になったつもりで街を歩いてみたり、意味もなく穴を掘ってみたり、ミス・ハーシー・ルーシーという彼女もいます。ところが、ある日、ウージーは自分が縮んでいくことに気が付いて……。
左ページに日付と短い文章、右ページにペン画のウージーというシンプルな展開が続く絵本。特に感動というわけでもありませんが、ふわふわのウージーを想像するところは心地よさを感じました。最後、ウージーは雲(雪?)になって消えてしまうのですが、これは何を示すのかな。雪の景色にはちょっと寂しさが残ります。
子どもの喜ぶ絵本というより、静かに物思いしたい大人向け絵本。