わたしたちは食べ物を食べて生きている。
すべての食べ物は命だ。
人が生きるということは、命を頂くこと。殺すこと。
それを実感したときに、食べ物のありがたみが分かる。
食べ物に困ることのない生活のなかで、食べ物を残すことにあまり罪悪感を感じない娘。どう教えたら伝わるのかと思っていたことが、ここにありました。
牛がどうやって『肉』となって私たちの食卓にあるのか。「牛さんとみぃちゃん、かわいそう。」だけで、今はまだこのお話から娘たちが、命そして食のありがたみを理解するには至りませんが、手元にあれば年齢を重ね何度か読むうちに感じ取っていけると思います。
読みながら、家族全員が泣きました。