本書では、14ひき家族がおつきみをする様子が、準備のところから描かれています。日が暮れるに従って変化する空の色とか、ぽっかり浮かんだ大きな月とか大変印象的です。文もいつもながらほんと読みやすく、かつインパクトが強い名文と思います。子供たちは尺取り虫とてんとう虫が気になるようで、ページをめくる度に一生懸命探しています。こういった細かいところに手を全く抜かないのもこのシリーズの魅力ですね。
それにしてもお父さんたちはどうやって登ってきたんでしょうね?くんちゃんが使っていたエレベータ(?)は誰か下で引っ張らないとだめだし。大人専用の階段があるのでしょうか?