はたこうしろうさんの「なつのいちにち」をはじめて手にとった時には、小さい頃すごした夏休みを思い出し、夏の暑さや色、におい、セミの声まですぐそばに感じるようで、すごく感動したものですが、この「みさき」もその「なつのいちにち」に近い感じをうける絵本です。
真っ黒に日焼けした少年。そして、真っ白な道。草の緑、空と海の青色。夏特有の突然の雨...
言葉は少ないけど、真っ赤な太陽、暑い日ざし、吹き出る汗、少年の鼓動まで聞こえてくるようなさわやかな絵本です。
何かのガイドでおすすめだったので、小学校での読み聞かせにどうかな、と思って借りて読みましたが、文章はとても少ないので、かえって読み聞かせは難しいかなと思ったり。
8歳の息子は、あまり意味がよくわかんないなぁ〜の感想。小さい子むけというより、もすこし大きめの子が自分で見て感じて楽しむ絵本かな、という印象でした。