お話し会の本選びの候補になりました。
スープにまつわる話で「人は寄り添って生きていること」と説いた絵本はいくつかありますが、この本もご多分にもれず、です。
おばあさんに先立たれてひとりぼっちのおじいさん。
「おばあさんのスープが飲みたい」
おじいさんは、おばあさんのスープの歌を思い出しながら歌い、スープを作っていきます。
スープの良い匂いにつられて、お客さんがやってきます。
挿絵の細かな描写も見所です。ページが進むにつれ、おじいさんの表情も、おじいさんの部屋も、明るく変化していき・・・心がほんわかと温まります。
美味しいスープになるためには・・・たくさんの材料と、一緒に食べてくれるたくさんの人の笑顔。これに尽きるのですよね。。