小学校1年生の国語の教科書に出てくるような文で、
一文一文が自然に心に入ってきます。
そして、その淡々とした文に絵がとてもマッチしていて、
このネコのように一日を空を眺めながらゆったりとした
気持ちで過ごせればいいなぁと思いました。
せかせかした日々の中で、そんな心の余裕が欲しいものです。
絵がとても可愛いく、ネコ好きにはたまらないかも!
たしかに対象年齢の3歳まででも十分に楽しめますが、
もっと広範囲な年齢にも受け入れられる絵本だと思います。
特にちょっと気持ち的に疲れている大人にもお奨めかもしれません。
個人的には、流れる雲(羊雲かな?)のページで、工場の煙突から
もくもくでる白い煙と空に浮かぶ雲が一緒になっている絵を見て、
自分が小さい頃に見た、雲は工場が作っているの?と錯覚した
ことを思い出して微笑ましかったです。