「先生、この本、とっても面白いよ。」
と、年長児が笑いながら持ってきてくれました。
昼、何にもない山に、空には雲がプカリプカリと浮かんでいます。
夜、その山に、星がぶつかりました。
昼…
と、副題に『ひるとよるのものがたり』とあるように、ひとつの山が刻々と変わっていく様子が描かれています。
ページをめくるたびに、画面の様子がガラリと変わるのを楽しみに、どんどんと進んでいきます。
それが、想像していた通りだったり、そうじゃなかったりと、子どもたちの反応も様々でした。
どこか、子どもたちをひきつけるその表情の描き方は、さすが『アンパンマン』の生みの親。でも、そのお話の奥には、とっても深い意味が含まれているような気がします。
その意味に、いつか子どもたちが気づいてくれることを祈りながら読んでみました。