動物が木になる話って、結構あるもんですね。
これもそんな一冊。
でも、佐々木マキさんの絵だと、なんだかおかしいのです。
すずなりのブタが、なんともいえない滑稽さを、かもしだすのです。
足が遅くて、ブタをつかまえられない狼くん。
きつねはかせに泣きついたら、くれたのが「ぶたのたね」
せっせと育てて、やっとぶたがなったというのに、
ぞうなんかがドスドスやってきて、全部ぶたがおっこちて、あっという間に逃げてった。
一匹だけ残ったぶたにも、しっぽに火がついた隙に逃げられちゃった。
あわれな狼…
本当に同情します。
でも、ちょっと狼がさんざんすぎるような気がしました。
絵が5点で、お話は3点、間をとって、四点にさせてくださいね。