犬派?猫派?と聞かれれば、間違いなく犬派の私ですが、この絵本には引き寄せられるものがありました。
町のみんなから、それぞれ独自の名前で呼ばれているけど、本名もしっかりあるんですね。
本名があるってことは昔は飼い猫だったのかしら?
いつもいつも、町を風来坊のように歩いている猫。高いところで見渡している猫。猫って本当に、この「せいじろう」のように、町のこと何でも知っているのかもしれませんね。
一人称が「オレ」なのも、せいじろうの人情味を引き立ててくれていますね。
これから、近所をうろうろしている猫たちの見方が変わりそう。そんな絵本でした。