悲しむかえるがいました。
どびんは、いつも負けてばかり。
かなづちどびんとからかわれて、悲しんでいました。
でも、どびんは信じていました。
自分にも何かができると信じていました。
やなぎむらで、とびつき競技があるといううわさを思い出し、
危険を承知で旅に出ました。
やっとの思いでたどり着いたやなぎむら。
そこでもどびんは・・・
どんなにだめな自分でも、自分を信じること。
それは大切なことです。
自分を信じて努力すれば、必ず報われます。
どびんのように、くじけず、懸命に頑張れば、
必ず、その努力を認めてくれる人がいるはずです。
文章はリズム感があり、版画のかえるたちも力強い。
ラストのどびんの表情が素敵です。
勇気と元気をもらえる絵本です。