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すみ鬼にげた」 てぃんくてぃんくさんの声

すみ鬼にげた 作:岩城範枝
絵:松村公嗣
出版社:福音館書店
税込価格:\1,650
発行日:2009年11月
ISBN:9784834024715
評価スコア 4.79
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みんなの声 総数 13
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    青少年読書感想文の入賞作品を読みチョイス。

    奈良の唐招提寺のおはなしだなんて知らなかった。
    これは子供の感性に訴えるところがあるだろうなぁというのが感想。
    感じやすい子供や、そういう大人が感じ入る作品だと思う。
    鬼って、昔の人にとってどういう捉え方だったのでしょうね。異なるもの、こうして魔を打払う不思議をもつもの、だのに物語で語られる鬼はいずれも人情味がありますね。

    私は吉野のシーンが印象的でしょうか。
    伝承ロマンというか。地名もハッキリ出て、身近な土地でもあることから、不思議物語ではなく昔話を聞くみたいでした。
    鬼には鬼の世界があるのだということ、やり残したことをしてスッと(人間に与えられた)自分のやるべきことに戻っていく姿は、読書感想文にもありましたが、主人公のお父さんのようでもあるし、一生懸命このお堂を作ってきた主人公の魂が乗り移ったものとも考えられます。
    人間であることに踏ん切りをつける、自然木であることに踏ん切りをつける、そんな風にも思えました。

    ちょっと難しいお話だと思ったけれど、自分の生業を全うする素晴らしさや生きていく逞しさを思いましたよ。

    唐招提寺に行きたくなりました。子供も行きたくなってくれたら、こういう視点で文化に親しんでくれたら素敵だな。すごーく思いました。

    投稿日:2014/12/01

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