手は本当にその人の生活、人生を物語るのだとこの絵本を読んで思いました。お父さんの発言が好きです。実の母のことをとても尊敬しているのだという事が一言に集約されているように思いました。大活躍したから、という言葉は本当に素晴らしいなと思いました。本人はそんな大したもんじゃないよと言うあたりも人柄が滲み出ていて素晴らしい人だなと思いました。散歩に行くのが習慣なのもいいことだと思いました。一生懸命に手を握ると汗が出ることも、ご苦労さんと言ってもらえたことも主人公にとっては宝物だろうと思いました。最後のページで自信をつけた主人公が肩たたきをしているシーンが感動的でした。年上の人を敬う気持ちを自然に感じられる絵本だと思いました。