絵本・児童文学好きの先輩方から「自然描写の美しいアトリー」と聞いていて、ずっと気になっていた、アトリーのお話を読んでみました。
しっかりものの小さなグレイラビットと、気が小さいのに調子のよい大ウサギのヘア、おしゃれ第一で我がままなリスのスキレルの3人暮らしを中心にした、動物たちの日常と小さな冒険のお話です。
美しくかわいらしい挿絵の本で、雰囲気はピーターラビットに近いかな。
自然の厳しさや動物たちのキャラクターがきちんと描かれていて、大人の私が読んでも満足できる内容です。
生き物が大好きな小3娘が、夢中になって聞き入っていました。(後で、自分で読み返していました^^)
派手さはないですが、原作は80年に書かれたそうで、今でも読み継がれているのが、納得できる素敵なお話達です。
岩波少年文庫でも同じ内容のもの出ていますが、グレイラビットの世界を楽しまれるなら、テンペストの美しい挿絵満載の絵本版のこちらをお勧めします!