誰もが一度は読んだことのある不朽の名作。
自分が小学校の時読んで、今改めて子供に読んで、やはり良いものは残るのだと再認識しました。
この作品は、新美 南吉氏が20歳の時の作品で、何と昭和8年のものだそうです。
しかも、30歳で夭逝とのことで本当に驚きました。
全体を通して描かれている母親の愛情に、共感を覚えない人はいない筈。
それを断言できる位、柔らかくて心に沁みる文章で書かれていて、文章を味わうだけでもとても価値あることだと思います。
そして、この若山 憲さんの絵。
このお話は、いくつか出版されていますが、一番合っている絵だと思います。
読後感も最高の気持ちにさせてくれる数少ない絵本の一冊で、やはり必読書だと言えます。