こぐまちゃん、しろくまちゃんシリーズの一冊ですが、書評数が400を超えているのに、驚きました。
確かに、1972年の初版で、186万部を突破の大ベストセラーですから当然と言えば当然なのですが、新しい書評も多くあり、今も人気のある絵本だと思った次第です。
お話は、しろくまちゃんがホットケーキを焼く過程を綴ったもの。
ホットケーキって、私が小さいころは、もっと家庭で作られていたような気がして、若干時間の経過も感じました。
でも、作者のねらいに記載されているとおり、いろいろな楽しみ方があって、読みだけでなく、自分でつくることを喚起させるきっかけにも繋がるのは間違いのないところ。
特に、フライパンの上でホットケーキが変化していく様は、子供ならやってみたくて仕方ないはずでしょう。
しろくまちゃんは、リラックマの原点を想像させる親しみ易い絵だし、文章も平易なので2歳くらいから楽しめる絵本だと思います。