長新太さんの不思議満載の絵本です。絵もひたすら広い地球の端っこのようなところで、遠くに見えるのは山のみ。空も黄色と異空間のよう。そんな異空間でのブタヤマさんとキャベツくんの会話が始まります。
次々と空に浮かび上がるキャベツの動物たち。娘はブタヤマさんの「ブキャ!」と驚く声が気に入ったようです。キャベツくんには幻想を見せる力があるのかしら・・・それとも腹ペコのブタヤマさんの幻想? だんだんと景色が移り変わり、大きな池があったり、森らしきものがあったり、小高い丘になったりと変化もおもしろいです。そして、ページいっぱいのクジラのキャベツ!ブタヤマさん、もうお腹がぺこぺこの極限なんでしょうね。なにか美味しいものをご馳走してもらえたのかも気になるところです。