市内の小学校での、読み聞かせ隊に参加しています。
普段は月に一度、朝の読書タイムに読み聞かせに行くのですが、
年に1,2回、低学年へ学年ごとに一時間のお話会をします。
お楽しみ会のようなものなので、楽しい本を選ぼうと、ネットで「ウケル」「楽しい」などをキーワードに検索した中から、選んだのがこの本でした。
わたしはナンセンスが苦手で、何冊か借りた長新太さんの絵本も、正直、苦手だなぁ…どこが面白いのか、何が言いたいのかわかんないなぁ…って思っていました。
ところが、この本は、声に出して読み聞かせの練習をしてみたら、「ぷっ」「わはは!」と笑い出してしまい、はまってしまいました。
それを聞いていた6年生の息子も、主人も面白がって、何冊もあった候補の中から、この本を選びました。
でも、読み聞かせ隊でのプログラムが決まり、1年生に読むことになって、何度も練習しているうちに、む…むずかしい…。
「ぶきゃ」の読み方、「こうなる!」の言い方、どうしよう?
「かぜもふーとふいています」とか「よだれがかぜにのってやわらかくながれていきました」なんて、一年生にわかるのかしら?と悩みだしちゃいました。
なので、当日ちょこっと不安だったんですけど、本を出した途端、「知ってる!!」と子ども達が大騒ぎ!
知っていて、この本を大好きな子達は、答えをいいたくてたまらない!
知らない子達は、どんな風になるのか自分で考えたいから言わないで〜!と(笑)。
ここまで大賑わいでいいのか?って思うほどでしたが、子ども達が本気で喜んでくれているのがダイレクトに伝わってきて、読んでいてすんごく楽しい一冊でした。
結局、ナンセンス本は、どうして?とかどんな気持ち?とか考えずに、楽しんだ勝ちだなぁ〜と思いました。
この雰囲気だと、もしかすると朝の読書タイムには不向きかもしれません(はまりすぎたら一時間目が大変そうだし、反対に盛り上がらないとつまらないかもしれないし…)。
大人数での、お楽しみ会的なお話会にはぴったりだと思います。
また、お母さんが気に入って購入しても、お子さんはわからないかもしれません。
お子さんへプレゼントするときには、図書館などでためし読みしてからがいいかと思います。
ご家庭で読むときでも、目で追って読むのではなく、声に出して読むことが、この本を楽しむ秘訣です♪