ブタヤマさんに食べられたくないキャベツくん。
そこでキャベツくんがとった秘策。
「ぼくをたべると、キャベツになるよ!」「ブキャ!」
動物たちの豪快なキャベツ化ぐあい!
ブタヤマさんのズッコケぐあい!
これらを楽しむという、なんというか、変な絵本です。
空がスライドショーの大きなスクリーンみたい。
「こうなる!」
キャベツ化した動物を浮かせます。
キャベツくんによる、
君には食べられたくないという変なプレゼンテーションです。
ええ、ブタヤマさん、しっかり説得されてます。
空がメインのような構図です、
下の地面に主人公二人が小さく描かれているので
空はどこまでも広がっているように感じます。
黄色い空にドーンと緑のキャベツ。
内容と同じく、
絵的にも、なぜだか爽快なのです。
むせるようなキャベツの香りまで言及されていて、
大きなキャベツを見ながら息をすうと、
空気まで新鮮に感じるから不思議。
なんでキャベツなのに食べられたくないの?
このキャベツ化、どうやってんの?
・・・なーんて細かいこと考えてはいけませんよ!
ブタヤマさんみたいにビックリしたり、ひっくり返って、
まぁ笑っておきましょう。
二人が意外なことに仲のいい様子で終わるのも
気持ちがいいですね。