子ども達にナイフで鉛筆を削るように指導した校長先生の頭がどんどんとんがって、とうとう鉛筆になってしまったらしい。これは、神様が校長先生に与えた罰?
なんとも不思議なお話です。
私も小学校時代に先生からナイフで鉛筆を削りましょうと言われ、今でははさみの片側だけでも鉛筆が削れる自分の原点は、あの時の先生の指導と感謝しているので、なぜ校長先生は罰を受けるのかと首をひねりました。
でも、きっと最近の子どもは、「え〜!めんどくさい」とか「理想を強要するな」といった気持ちがあるのでしょうね。
ナイフで鉛筆を削ることの良し悪しは別にして、この本は、最後まで、子ども達側からのストレートな気持ちを描ききったものなのかもしれません。
だから意に沿わないことを強要した校長先生は、子どもにとって悪いことをしたので罰せられるのでしょう。それも正義の味方の神様によって。
我が家の子ども達は、体育の先生が、鉛筆化した校長先生を持ち上げるシーンが可笑しいらしく、あらら〜と言いながら笑いがおきました。
この後、校長先生はどうなったのでしょうか。子ども達は校長先生を許してあげたのかな?どうでしょう。