ある日、古ぼけた赤い箱の中から秘密の地図を見つけたノラ。
そこには『眠れる宝の城』や猛獣達の姿が描かれていました。
犬のキキ、羊のベンジー、ヤギのスザンナ、ガチョウのガーとグーの仲間達と一緒に、いざ宝探しへ!
しかし、最初のきつね森の中で…?
『宝探し』と聞いただけで、誰だってワクワクドキドキ胸が躍るはず。
でも、冒険を阻む一番の敵が何だか知っていますか?
それは自分の中にある、『恐怖』なのかもしれません。
そんな恐怖をこらえて森の中を進むノラ達と一緒に、読み手も冒険しているような感覚が味わえますよ。
森の中に一人取り残されてしまったノラのページでは、『恐怖』が猛獣の姿になって襲いかかってきます。
それがまるで隠し絵のようで、娘と「あっ、こんなところにこんな動物がいる!」と楽しむことができました。
見つけた宝物もとっても素敵でした。
いつまでも、大事にしてほしいですね。