主人公のひるねむしは「おひるねはぼくのいきるよろこび」というほど、おひるねが大好き。
いろんな場所でいろんなおひるねを楽しんでいます。
そんなかれが夢見ていることは、くものうえでおひるねすること・・・。
ぼかした色調と、ふんわりとした絵が、のんびりとした雰囲気を醸し出していて、すてきな絵本です。
ひるねむしがいろんな場所で大好きなおひるねをしている姿に、こちらまでゆったりした気分になってきます。
読んだあと、普段知らず知らずのうちにはいっていた体中の余分な力が、ふっと抜けていくような、そんな心地よさがあります。
ちょっとあわただしく時間が過ぎていく日々に疲れちゃったかなって感じたとき、手に取ってみたくなる絵本です。