震災で、多賀城市に住む息子のGFちゃんへバレンタインデーのお返しを送れずにいました。
ライフラインはまだまだですが、GFちゃん一家の安否の確認もでき、ほっとしています。
震災前に立ち寄った書店で、あのネコの表紙絵に再会し、「出たぁ〜!」と小さな絶叫。
エスプリのきいた「世界一ばかなわたしのネコ 」に出会い、バシュレさんに傾倒しているわたしとしては見逃せません。
タイトルの“恋”にビビッと来て、この作品もクッキーと一緒に贈ることにしました。
さて、あのばかなネコ(ルックスはどう見てもゾウそのもです)が、恋を。
お相手は、正真正銘の猫。
この二人のアツアツぶりが、ほのぼのとして愉快。
表情豊かなばかなネコの暴走振りを楽しんでください。
それにつけても、バシュレさんの絵の説得力。
いせ先生の素敵なの訳文と共に、絵の中に描かれている深遠なエスプリが見事です。
あのばかなネコのマスコットのニンジンのぬいぐるみといい、作中の飼い主の絵の作品といい、巻末の未刊作品の数々の表紙絵といい、さらに各見開き隅々に愛情を注ぎ作られている作品だと思います。
カバー折り返しを見て、なななんと2作目「わたしのネコが小さかったころ 」が既刊していたのですね。
何とも不覚でした。
早速手を尽くし、このルックスがゾウにしか見えないばかなネコの出生の秘密を紐解いてみたいと思います。