自分にとってとても大切な時間を、じっくりと考える絵本だと思います。
短い言葉と思いのこもった絵の間を、時間の大切さで埋めるのは自分自身でしょう。
同じ時を過ごしても、人の捉え方で全くちがうものになってしまう時空の、質量を決めるのも自分自身でしょう。
時には真逆なものになってしまうのも、時の不思議さです。
気づくとその時に自分が縛られてしまうことがあるのも不思議です。
だから絵本を風通しの良い空間にしたのでしょう。
誰にも大切なときがあるのです。
クリスチャンソンは時を人との関わりとして、まとめています。
時を共有する人がいなかったら、時そのものが意味を失くしてしまうのかも知れません。