葉祥明さんのパステル調のイラストが好きです。
「地雷ではなく花をください」シリーズをずっと読んでいました。
これもその系統なのかな?主旨はよくわかりません。作品の中にも「戦争」とか、それにかかわりのある文章はありません。
ただ「はるがやってきた でも のはらの どこにも はなは ない」というページがあって、そのページは灰色の空が広がっています。
この時、空が灰色になり、花が咲かなくなった何かがあったようです。
そして、ひとり草原をさまよう主人公の少女が一輪の花を見つけます。
最後に、草原に花が咲いても、それを喜んでくれる虫や鳥や子供達がいなくっちゃ。と結ばれています。
葉さんの優しいイラストに、力強い「平和の祈り」を感じます。