サトワヌ島の民話となっています。作者紹介のところには「サテワヌ島」って書いてありますって、どこの国?
太平洋の南の方のパラオ諸島の1つ(らしい)です。
日本の国とは風土も習慣も全く違う、「南国だな〜」という開放的な感覚(すぐ、主人公を殺そうとするところとか)に、びっくりしました。
海へ出るとき、島民たちが乗っていた「船(ヨットみたいなやつ)」何かのドキュメンタリーで再現しているのを見ましたよ。
南国ならではのこの形、歴史を感じますね。
ところで、主人公「オレマーイ」と闘った『ヤニュウ』って、モデルはなんでしょうかね?
私は最初、カバとか、ワニとか、ヘビとかから想像された空想上の神様かと思っていたのですが、
うちの子どもたちは、『仮装した近所の変なおじさん』とか、「やっぱり鬼っぽ生き物にしか見えない」とか言ってましたが、「もしかして、“カッパ”!?」と、いう意見が有力でした。
話の中で、島人たちが3回も『オレマーイ(主人公)』を殺そうとした、どちらかというと感じの悪いお話ですが、『ヤニュウ』についてあーだ、こーだといっていたら、不思議に親近感が湧いてきて、なんだか面白い民話に思えてきました。
最後のページで、島民の男たちが『オレマーイ』を酋長として崇めるシーンも、赤いふんどしもどきをつけた男たちの、たくさんのお尻が印象的で、ププッとなっちゃいました。