長谷川さんの絵が目に入り真っ先に手にとりました。
やさしいお話になっています。
かやぶきやねの小さな家に住むじいさまとばあさま。
そんな二人の所に怪我をしたてんぐがあらわれました。
最初は怖がったのですがやっぱり女性の方が肝がすわってますね。
怖がるじいさまをよそに、ばあさま手当をしだしました。
ここに出てくるてんぐはよく物語に出てくるこわい天狗ではありません。
春になったら山の雪を溶かし、みねざくら・かたくり・しらねあおいの花をさかせる役目をしているやさしいてんぐです。
しかも、ばあさま・じいさまにちゃーんとお礼も忘れない律儀なてんぐです。
じいさまの方は「てんぐの そばまんじゅうなんぞ くえるか。」っと意固地になっていましたがやさしいそばまんじゅうの味を知ってからは少してんぐの事が気になるようです。
ほのぼのとしていたのでゆったりとした気持ちなりました。