山形出身の作者が、神室連峰を舞台に創作した昔話なんですね
ちょっぴり腰が引き加減なじいさまと、ものおじしないばあさまの家に、けがをした天狗がやってきます
後書きに、作者の祖父母がモデルとかかいてありましたよ
お世話のおかげで天狗は回復、失くしたと思ったうちわも、ばあさまから受け取りました
お礼にもらったそばの実はいくらまいてもなくならない・・・
お話は作物の不作のわけなどから、てんぐの役目などお話は長いですが、読みやすくわかりやすい組み立てでした
香ばしいにおいもしてきそうでした
長谷川さんの昔話風のイラストもなかなか味があって良いですね