「ひやしんす」っていうと、小学校の頃、どの教室にもあって、水に入れたポット(っていうのかな?)でみんなで育てていた。
とてもなつかしい植物です。
水の中につかっているので、根が伸びていく様子もよくわかって、だんだん大きくなる様子が楽しかった覚えがあります。
これは、そのひやしんすのこと、もっと詳しく書いてある本です。
花の咲くまでの様子、そして花が咲いた後、種が出来るところ、そして、その球根はまた来年にも花をさかせること...
順をおってとても丁寧に説明されているのでよくわかる。
種で育てると花が咲くまでに6年以上もかかること。
葉や球根を大事にしないと来年はよい花が咲かないこと。
読んでいる私にも、そうなんだ、と思うことがたくさんありました。
小さい子にもわかりやすい説明で、小さな植物に目をむけるきっかけをつくるのに、いい絵本だと思う。