虫の町で起こった、“つくつく寺”仏像を盗み出そうとした犯人探しをするお話です。
登場人物が全て虫で構成されている所に惹かれました。
虫の町の風景やお寺、お寺で働く虫たちの姿も細かく描写されていて良いと思いました。
虫の町で売っている“名物せみまんじゅう”や“せみあめ”がどんな味なのかとっても気になってしまいました(笑)
セミが脱皮する姿がキレイに描かれていて、なかなか脱皮をするところを見る事が出来ない子ども達にとっては、新鮮ではないでしょうか?
虫たちの世界に入り込める一冊でした☆
【事務局注:このレビューは、「くものすおやぶん ほとけのさばき」 こどものとも 2007年3月号に寄せられたものです。】