そもそも西村繁男さんの絵が好きなんですが、この本も良かったです。
絵もさることながら、ストーリーも面白い。
地獄でラーメン屋をはじめたえんま様たちが、だんだんラーメン作りに没頭していくさまがいいですね。
そのラーメン屋のおとくいさんも天国の住人だったり、だんだんわけがわからなくなっていくところがいいです。
最初、こわそうだな思ったえんまさまも最後のほうでは、ラーメン屋のがんこ店主にしか見えなくなってきたし。
基本的にはじごくは生きているときに悪いことをした人が行くところなので、もっとおどろおどろしい雰囲気じゃないとと思いますが、こういう話の展開も面白いなと思いながら読みました。
しかも、じごくのラーメンやは本当においしそうなので、一読の価値ありです。