働きもののあらいぐま家族。
小川でせっせと洗い物をして家に帰ると、何者かにじゃがいもやお豆が盗まれています。
落ちているお豆をたどっていくと、犯人にたどりつきました。ねずみです。今回だけではなく、前から色々なものを盗んでいたみたい。当然あらいぐまは怒りますが・・・。
このあらいぐま家族、とても優しいんです。
ただ食べ物を与えるのではなく、今後も食べ物を自分たちで作り出す方法を教えてあげる。親としても見習いたいところです。
ねずみが最後にはちゃんとお礼をするところもいいですね。
ストーリーも楽しいですが、なんといっても見所は、あらいぐまが作り上げたねずみのための家。
娘も大興奮で、ずいぶん長いこと眺めていました。
ちょっとレトロな雰囲気ですが、長く読み継がれているだけのことはあるいい絵本です。