息子がお気に入りの「からだアイらんど」シリーズ3冊のうちの1冊です。
この本では、からだアイらんど(人間の体を一つの島にたとえたもの)にインフルエンザウイルスが侵入したときに、どうやって治癒していくのかを教えてくれます。
インフルエンザを引き起こすのは、ウイルスパイ(インフルエンザウイルス)。強力な鎧を着ています。鎧を外せばなんてことない相手ですが、鎧を壊すのにはぴったり合ったカギが必要(抗原抗体反応)。
そのカギ、これまでに戦ったことの無い新型だと、製造に120時間もかかるんですって!
それまでの間、からだアイらんどでは徹底抗戦でウイルスと戦闘が行われるんです・・・。
インフルエンザにかかったときには熱や咳などの症状があり、そしてタミフルなどの投薬が行われますよね。
それがいったいからだの中でどんな役割があり、なんのために行われるのかが非常によく理解できます。
このシリーズ他の2冊もそうなんですが、なるほどねーー!と大人の私も目からウロコという感じです。
息子は扁桃腺が腫れやすくてよく熱を出すのですが、この本で扁桃腺の役割を理解して、やっかいな扁桃腺にも意味があるんだねーと感心していました。
面白く読めるけれど内容はかなり高度です。
大人の方にもお勧めです。