妖精のような転校生の点子ちゃんは、目が不自由ですがとても前向きな女の子です。
クラスメートがそれぞれ、点子ちゃんに色々な感情をもって接します。
その中に自分に重ねられる子がいそうです。
課題図書になっているだけあって、作者からのメッセージも感じられます。
しかし、押し付けがまくなくあらゆる人の立場になって読むことで、感じる事が多いのではないでしょうか。
健気だけど、現代っ子の点子ちゃんの強さが心地よかったです。
最後はさよならだったけど、点子ちゃんのこれからの幸せを祈りたくなります。
読み終わってすっきりとしたさわかな気持ちになりました。
挿絵やページカウントに点字が使われていて、絵のおはなしにぴったりです。