季節は秋。
これから冬眠の季節です。
お母さんに「冬眠しましょう。目が覚めたら春ですよ。」と言われた熊のアルフィーは、まだ知らない春に興味津々。
「春はいったいいつくるの?」というアルフィーの問いに、「花が咲いてミツバチやチョウチョが飛び回ったら春ですよ」と優しく答えるお母さん。
いったんは眠りについたアルフィーですが、やっぱり待ちきれないのでしょうね。たびたび目を覚ましてしまいます。
そのたびに、「ツバメが来て鳥たちがさえずりはじめたら」とか「お日さまが輝いて辺りが暖かくなったら」とか、お母さんは優しく説明してくれます。
なんて優しいお母さんでしょう。こんなに頻繁に眠りを妨げられては、私はとても穏やかな気持ちではいられません。きっと「もう、いいかげんにしなさい!」と怒鳴っちゃいますね(汗)。
さて、待ちに待った春は本当に美しい。絵がとても写実的で、花の一本一本までとても丁寧に描かれています。
アルフィーはと見ると・・・あらあら、春を楽しむのはもう少し先みたいですね。