灰谷さんの教えた子どもたちを中心に、灰谷さんが選んだ子どもの詩と、灰谷さんのコメントが載っています。
子どもの鋭い感覚に感動します。
その個性を灰谷さんたち素晴らしい先生が、決して摘んだり曲げたりせず、しっかりと認めているからこそ開花したのでしょう。
文法的に間違っていたり、大人が眉をひそめる表現がありますが、それを訂正してしまったら個性がなくなります。
灰谷さんの子どもたちへの愛情が伝わってきます。
障害があったり、貧困だったり、苛酷な環境の子どもたちの詩は生命力を感じます。
きっと書くことでこの子達は救われていたのだろうと思います。
子どもたちは、灰谷先生をとても信頼して、大切に思っていたのでしょう。一年生の男子の詩「びょうき ぼくにくれ」に泣かされます。
心が疲れたお母さん お父さんにもおすすめです!
子どもっていいですね。