マーガレット・ワイズ・ブラウンの1948年の作品です。
アライグマの親子のお話で、子供が外の夜を見たいと言ったときのママの答えが「まんげつのよるまでまちなさい」でした。
最初、満月の夜までのほんの数日間のお話かと思っていたのですが、アライグマの子供の成長ぶりを見ると、そんな数日間の時の経過ではないような感じがしました。
要は、待たなければならない時があるということを暗示しているのではないかと思っています。
今回のお話は、その時が、実は母が定めた時と、子供が待てないと判断した時とが一致したのでしょう。
とても奥深いものを感じさせられる一冊です。
子供は、この暖かい絵に見入っていました。