なんだか不思議なお話です。
一個のりんごもならない木をもつワルターさんの願いは、たった一つでいいから自分の木にりんごが実ること。
そして、一生懸命願った甲斐があり、りんごが一つなりました。
そのりんごを大切に大切に育てるワルターさんはほんとにほほえましく、根っからのいい人。
でも、りんごが育つにつれて、大きくなりすぎたそのりんごをもてあますようになり...ちょっと邪魔者扱い?
最終的には、そのりんごのおかげでおばけ竜を倒すことが出来、国中の人を救うことになったのだけれど...
ハッピーハッピーという終わり方でもないような...
ワルターさんの人となりがよくわからない。不思議な読後感。