読み終えた瞬間の思いは、「大当たり」でした。
表題につられて読んでみたのですが、読後感が何とも言えない心地良さがあります。
お話は、カエルが自分の住む家(穴)を探すというものです。
最初の頁には色々が穴があります。
それを覗いて見ると、アナグマ、ウサギ、ふくろう、ねずみ、ハチと誰かしらが住んでいて、次の穴に段々お供が増えつつ覗きに行きます。
そして、最後の穴は井戸の穴。
ここが永久の家になるのですが、最終頁の前頁には、それぞれの穴の住人が全員登場していて、最初の頁との比較をすると楽しくなります。
最終頁にはちょっとしたサプライズがあって、ほっとさせてくれること請け合いです。
ストーリーと絵の楽しさとともに、家族についても考えさせてくれる一冊です。
幼稚園ぐらいのお子さんだと、動物の登場もあってとても楽しめる本だとオススメします。