図書館で借りて読みました。
五味太郎さんの味のある絵に、簡潔な文で
比較的小さい子にも分かり易い絵本ですが、
とても大事なメッセージが込められている
と感じました。
近年はクリスマスが近くなると、どこのデパート
やおもちゃ屋さんもクリスマス商戦と躍起になり、
親も必要以上に高価なプレゼントを贈ることを
考えてしまいがちです。
私もそんな母親の一人だったと思います。
この絵本の中で、女の子がサンタさんにあげた
プレゼントは靴下。ささやかな贈り物ですが、
雪の中を歩き回ってプレゼントを配るサンタさんは
「これでぬれた靴下を履かなくてすむ」ととても
喜びます。
ささやかでも相手のことを考えて選んだ贈り物。
プレゼントってそれでいいんですよね。
出来れば我が子も「貰うことが当たり前」と考える
のではなく、この絵本の女の子のように優しい子に
育てたいと思いました。
クリスマスにおすすめの1冊です。