父さんが死んでしまって、新しくやってきた とうさん。
ぼくが”とうさん”を「とうさん」と呼べるまでのお話です。
主人公のぼくはカッパがいると思っている。
ぼくの新しいとうさんもカッパはいると言ってくれた。
うれしかった。けれど、
ぼくは新しくやってきた”とうさん”を
「おじさん」としか呼べない。
すぐに心から「とうさん」なんて呼べないでしょうね。
複雑なんだろうと思います。
私にもわかりません。ウチの子どもも共感できたかどうか…
少しずつ近付いて、あるきっかけで親子になれた父親と息子。
いいお話でした。
絵が全体的に青緑っぽい印象です。カッパ色?
得体の知れないカッパが、父さんになっていく雰囲気が
よく感じられました。