正直、面白い題名に、面白い表紙だ。と、図書館で気軽に借りてきたので、こんなに中身のある面白い絵本だとは思いませんでした。
発行は意外と古くて、1978年です。
読んでいくと、アフリカらしい生活館や、風習が見えてきて、面白いです。
一番最初のページに作者からのメッセージが載っていて、この民話の説明書きが書いてありました。
アフリカの民話には、『くも男:アナンセ』が登場する話が多く、
その子孫が海をわたってアメリカに来た時、「アナンシ―」となったり、「アント・ナンシー」になったりして、語りつがれているそうです。
この物語は、話そのものも物語以外に、「お話」がどうして人間界に生まれたのか。みたいな紀元物語にもなっています。その辺でも、面白い作りになっているので、ぜひ、たくさんの人に読んでもらいたいです。
お子さんが1人読みするなら、小学校高学年くらいからお薦めします。