表紙の絵を見て、おそらく1960年代の古き良きアメリカの作品の復刻かと思ったらさにあらず。
何と、2003年のマクマラン夫妻の作品でした。
このタグボート、小さい頃に慣れ親しんだ記憶があって、非常に懐かしい感じで読みました。
タグボートの躍動感溢れた絵は、ちびっこであることもあって子どもの心をとらえることでしょう。
周りの大きな船とか自動車とかも、とても上手く擬人化されているので、絵を見るだけで楽しい気持ちにさせられます。
但し書を見ると、ボストンのタグボートをモデルにしているとのことで、今も活躍しているのかと思うと、わくわくしてきます。
乗物好きの子どもには、是非読み聞かせして欲しい作品だと思います。
本書の前作の『さあ、たべてやる』も読んでみたくなりました。