林明子さんの絵本は大好きで、もうとっくに全部読み尽くしたと思っていたら、まだ読んだことのない絵本を見つけてしまいました。
ぼくとぱぱとままとあかんぼ(妹)の4人家族の、朝から夜までの1日を、言葉遊び風(「にほんごであそぼ」の早口言葉のような感じかなあ?!)につづったお話です。
ありふれた日常でも、林明子さんが描くと、どうしてこんなにいきいきするのでしょうね?!「はじめてのおつかい」も登場したりして、ファン必見です。
私自身は、たばこが大の苦手で、子どもの見る絵本には、無神経にそういうシーンを描いてほしくない(子ども、特に赤ちゃんの目の前でたばこを吸わせないでほしい)、というのが本音なのですが、不覚にも、ヘビースモーカーだった亡き父を思い出し(だって、煙のわっかよくこうやって指を入れたんだもの)涙が出てしまいました。
夕方に小さい子がひとりでいるシーンも、今この時代には、まゆをひそめられてしまいそうですね?ひとりでおつかいに行っても安全だった、一昔前が恋しいですね。
以上の2点が少々気になって、評価を下げてしまいましたが、林さんの描くあたたかい家族は魅力的です。