前シリーズ『やさいさん』がとても気に入ったので、生後3ヶ月頃にこちらも購入しました。
青森といえばりんごなので、出来れば我が子にもりんごを好きになって欲しいなぁと思っていました。
表紙がりんごの時点で期待はふくらみ、ワクワクしながら手に取りました。
やさいさんのヘビーユーザーとしては、めくる方向が反対なのに戸惑いました。
野菜は土から引っこ抜くので上に、果物は木からもぐので下向きなのですね。
なんて良く考えられていらっしゃる!
しかし毎日スッポーン!と野菜を採り続けた私には、ポロリーン!と果物をもぐ練習が必要でした。
「今日はやさいさん?やっぱりくだものさんにしようね(私は果樹園でポロリーンの練習をしたいのよ〜)」という親子のやりとりを繰り返し、ついにめくるコツを発見しました。
左手で本の上を持ち、右手でめくるスタイルが私には合っていたようです。
(左手で本の横を持つとグラグラしてしまうのです。)
生後9ヶ月の今では、我が子もめくりたがるので本を上手く支えるので精一杯ですが。
描かれている葉っぱの形や大きさが、果物によって違うのもステキポイントです。
くりの葉はギザギザ、ぶどうの葉は三つに分かれた形、など分かりやすく学べます。
また、くりの顔は少しキツそうな、いかにもイガグリ!という顔なのもニヤニヤしてしまいます。
やさいさんの玉ねぎがトンガリ目でいかにも辛そうな顔なのと共通しますね。
ただ顔を付けたのではなく、それぞれの特徴を表現しているので大人でも楽しめます。
いないいないばぁと同じようにめくれば、ニコッと笑ってくれました。
ヘビーユーザーになる予感がします。
やさいさん同様、離乳食期の食育に役立っています。
りんごのシーズンは終わってしまい残念ですが、今はさくらんぼのシーズンなので、地元産のさくらんぼ南部錦を食卓に並べています。
遊び食べが始まりそうになったら「ポロポロポロポロリーン!」とポロポロ増量で注意をひいて食べさせています。
いつか果樹園へフルーツ狩りに行く年齢になったら、親子でポロリーン!と言い合えるかしらと夢見ています。