息子が最近はまって読んでいるシリーズです。
つられて私も読んでみたのですが、漫画で紹介されているので、
読みやすいですし、とてもわかりやすいですね。
フルカラーではありませんが、ところどころで頻繁に
カラーページが盛り込まれていて、白黒のページの方が
少ないぐらいで、贅沢な感じがしました。
恥ずかしながらキュリー夫人のことは、名前は知っているものの、
どんな偉大なことをやり遂げた人なのか知りませんでしたが、
これを読んで、やっと知ることが出来ました。
子どもの頃から物覚えが早かったキュリー夫人。
科学の面白さに目覚め、ご飯を食べることも忘れて実験を続けたり、
結婚しても夫婦で実験を続けた経緯、そしてラジウムを発見するわけですが、
まさかキュリー夫人が放射能の研究にこんなに力を注いでいたとは
知りませんでした。死因も、放射能を浴び続けたことによる白血病
だったんですね。
こんな風に命懸けで研究し続けた人がいるからこそ、今があるんだなと
感じられる一冊です。放射能の影響で騒がれている今だからこそ、
余計にも実感するのかもしれません。
難しい言葉の解説はもちろんのこと、要所に実際の写真なども
盛り込まれていて、色んな情報を得ることが出来る良書だと思います。