おふるに入るのが「いやいや!」なにゃんこは、おふろに入らず泡遊びばかり。そこで魔法使いのおばあさんが「おふろが大嫌いなもの同士、仲良くしよう」とにゃんこをどろんこまみれにしてしまいます。とうとうにゃんこは逃げ出して「ぼくは今日からいい子になって、ママの言うことよく聞いて、お風呂に入ってきれいになろう」と決心するのでした、というお話。
60年代に出たにゃんこちゃん絵本の新バージョンで、94年に出版されました。前回のにゃんこちゃん絵本が教育・しつけ絵本的な意味を持ちながらも、絵本として充分おもしろかったのに比べると、最後のにゃんこのせりふがあまりにも教科書的。もう少しお話としての楽しさを追求してくれると良かったのですけれど。