私がうんと小さいとき母が買ってきた3冊のにゃんこちゃん絵本の中の一冊です。当時はピンク色の表紙だったと思います。母がこの中の「ぴったりぎゅっとつけてやる」というセリフを気に入っていて、事ある毎に口にしていた記憶があります。多分末っ子の私がべたべたさんで、それを面白がって言っていたのだと思います。
私はと言えば、楽しく読んだ気がするのですが、5歳くらいの頃、この本に出てくる魔法使いのおばあさんに追いかけられる夢を見て、ものすごく怖かったことがありますので、心の奥底に、「ぴったりぎゅっとくっつけられたらどうしよう。」という恐怖があったのかもしれませんね。
コミカルな中にも、ちょっと怖さが潜んだ絵本です。